ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆大波乱の大統領選、開票が進むにつれて不安定な値動き
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昨日(11月4日)のドル円相場は、米国大統領選挙の開票結果に振られた不安定な値動きとなり、1円20銭幅での乱高下となりました。
東京市場は、荒い値動き。朝方に104.36円まで下げた後、大統領選の投開票の結果が各州で報道されると、一時105.34円まで反発しました。ドル買い一巡後は104円台後半まで失速する展開となりました。
欧州市場は、頭の重い展開。トランプ米大統領は、投票停止を求めて最高裁に提訴する計画を表明しことから、裁判長期化の懸念から政治的な空白が生まれる可能性が高まったことで、資産をドルに帰化させたい向きのリスク回避のドル買いが優勢となり、105.09円まで値を上げました。その後も、東京市場で急激に進んだドル買いの勢いは次第に後退して、104.45円まで失速しました。
NY市場は、方向感なく推移。欧州勢のドル売りの流れを引き継ぎ、21時30分過ぎに一時104.14円と日通し安値を付けたものの、10月30日の安値104.12円や29日の安値104.02円がサポートとして意識されると買い戻しが入り104.61円まで持ち直す展開となりました。ただし、上昇もここまでで、米大統領選が、勝敗の行方が決まらない大接戦となっており、取引しづらい状況の中、104.50円付近でもみ合いとなり、方向感なく推移しました。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドはエクスパンションを形成し、上昇しておりますが、10/20高値105.75円と10/29安値の104.02円の76.4%戻しとなる105.34円付近で、頭を押さえられて反落する展開となっています。また、±2σが収斂しており、方向感がないこと示唆しています。
日足チャートで見ると、ダウントレンドを継続していますが、7/31、9/21、10/29につけた104.00円付近が依然としてサポートラインとして意識されている展開です。また、上値も105円付近の抵抗帯があり、方向感が出にくい状況が続いています。
以上のことから、本日の下値目途は、9/21安値の104.00円、10/29安値の104.02円。上値目途は、10/20高値105.75円と10/29安値の104.02円の61.8%戻しとなる105.09円がターゲットとみています。上抜けた場合は、昨日高値の105.34円が次のターゲットとなります。
なお、下値104.00円を下抜けた場合は、急落する可能性が高いため注視したい。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
ボリンジャーバンドを表示しています。