ドル円週次レポート
最新の週次レポートはこちら(2020/10/26)(PDF)
ドル円日次レポート
先週末(10月23日)のドル円相場は、104.93円まで値を戻す場面もありましたが、105円手前で上値の重さを確認すると、104.50円まで反落する展開となりました。
東京市場は、上値が重い。9時前に104.93円まで上昇する場面があったものの、節目の105.00円手前で上値の重さを確認すると、その後は戻り売りに押され104.66円まで下押ししました。
欧州市場は、下値が堅い。ユーロ、ポンドの欧州通貨に対してドル売りが先行したことで、18時過ぎに104.54円まで下落したものの、前日安値の104.47円がサポートとして意識され、買い戻しが優勢となり、104.79円まで値を戻す展開となりました。
NY市場は、反落。NY時間に入って、ポンドドルの下落でドルの買い戻しが進み、一時104.88円まで持ち直す場面もありましたが、東京時間の高値104.93円を上抜けることは出来ず、104.50円まで反落しました。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドは、中心線が下向きで下落を示唆しております。また、10/20高値の105.75円からの38.2%戻しとなる104.87円近辺で上値を抑えられて反落しておりますので、上値の重い展開が予想されます。
日足チャートで見ると、ダウントレンドを継続しており、8/19、8/28の安値105.10円を割り込んだことで、大きく下落しています。
日足では7/31安値の104.18円、また9/21安値の104.00円が次のサポートラインとして意識されている展開です。
以上のことから、本日の下値目途は104.00円、昨日安値からの戻りが継続した場合、上値目途は、急落前の高値105.75円と、10/21安値の104.34円の38.2%戻しとなる104.88円、上抜けた場合は、50%戻しとなる105.05円がターゲットとみています。なお、下値104.00円を下抜けた場合は、急落する可能性が高いため注視したい。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
ボリンジャーバンドを表示しています。