ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
昨日(10月22日)のドル円相場は、1カ月ぶりの安値となる104.34円まで急落した反動から、ドル買いが優勢となり、104.92円まで値を戻す展開となりました。
東京市場は、上昇。前日海外時間に急落した反動もあって、序盤から本邦実需勢のドル買いが断続的にはいり、一時104.75円まで値を上げました。その後、全般ドル高が落ち着くと104.60円台でのもみ合いとなりました。
欧州市場は、底堅い動き。104.47円まで下げる場面もありましたが、前日急速に進んだドル安に対する調整の動きが強まって、円売り・ドル買いが優勢となり、104.78円まで上昇しました。
NY市場は、反発。NY時間に発表された、前週分の米新規失業保険申請件数や9月米中古住宅販売件数が予想より良好な内容となったことが伝わると、ドル買いが優勢となり、その後、米追加経済対策の行方や米大統領候補討論会など重要イベントを前にポジション調整目的のドル買い戻しもあり、日通し高値となる104.92円まで上昇しました。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドは、右肩上がりとなっており上昇を示唆しています。ただし、10/20高値の105.75円からの38.2%戻しとなる104.87円近辺で上値を抑えられて反落しておりますので、上値の重い展開が予想されます。
日足チャートで見ると、ダウントレンドを継続しており、8/19、8/28の安値105.10円を割り込んだことで、大きく下落しています。
日足では7/31安値の104.18円、また9/21安値の104.00円が次のサポートラインとして意識されている展開です。
以上のことから、本日の下値目途は104.00円、昨日安値からの戻りが継続した場合、上値目途は、急落前の高値105.75円と、昨日安値の104.34円の61.8%戻しとなる104.88円、上抜けた場合は、50%戻しとなる105.05円がターゲットとみています。なお、下値104.00円を下抜けた場合は、急落する可能性が高いため注視したい。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
ボリンジャーバンドを表示しています。