ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
昨日(10月20日)のドル円相場は、約1週間ぶりの高値圏となる105.75円まで上昇するも、その後105.42円まで反落する展開となりました。
東京市場は上昇。5・10日(ゴトー日)要因で仲値に向けたドル買いが強まると、前日高値の105.50円を上抜けて105.61円まで上昇しました。その後も下値は限定的で105.50円を割ることなく推移しました。
欧州市場は続伸。対オセアニア通貨中心にドル買いが優勢となり、円に対してもドル買いが入り、東京時間高値を上抜いて105.69円まで上昇しました。
NY市場は下落。21時30分過ぎに一時105.75円と日通し高値を付けたものの、ペロシ米下院議長が追加景気対策に関する合意期限を10月20日いっぱいに設定していたこともあり、追加景気対策に対する不透明感が再燃し、リスク回避のドル売りが強まると一時105.42円まで下落しました。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドは、横ばいで方向感がないことを示唆しています。先週より105.50円付近(10/14高値・10/15高値・10/19高値)で抑えられていたレジスタンスを上抜いていますが、8/13の高値(107.05円)からの61.8%戻しとなる105.87円が意識され反落しており、上値の重さを確認する値動きとなっています。
日足チャートで見ると、ダウントレンドを継続しておりますが、9/21の安値104円から10/15の安値105.05円を結んだサポートラインが機能し、上昇に転じています。ボリンジャーバンドはスクイーズを形成し、横ばいを示唆しています。
以上のことから、本日の下値目途は、38.2%戻しとなる105.16円とし、下抜けた場合は、23.6%戻しとなる104.71円となります。上値目途は、50%戻しとなる105.51円とし、上抜けると105.87円となります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
ボリンジャーバンドを表示しています。