ドル円週次レポート
最新の週次レポートはこちら(2020/10/19)(PDF)
ドル円日次レポート
昨日(10月19日)のドル円相場は、105.30円〜105.50円のわずか20銭幅で方向感なく推移しました。
東京市場は底堅い。米追加経済対策の与野党協議に対する進展期待が再び高まっていることもあり、日経平均株価の上昇とともに買いが先行し、105.50円まで値を上げました。その後105.35円まで押し戻される場面もありましたが、総じて底堅く推移しました。
欧州市場は、下落。対ポンド・対ユーロでドル売りが先行すると、一時105.30円まで下落しました。
NY市場は、小反発。NY時間に発表された10月米NAHB住宅市場指数が85と予想の83を上回り、過去最高を更新する好結果にドル買いが優勢となり、105.49円まで上昇しましたが、東京時間の高値105.50円が意識され、105.43円まで下げてNYをクローズしています。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドは、横ばいから上昇に転じていますが、先週より105.50円付近(10/14高値・10/15高値・10/19高値)で抑えられているレジスタンスが存在し、上値を阻んでいます。下値は、10/8の高値である106.10円の38.2%戻しとなる105.30円が意識され、下げ渋る展開となっています。
日足チャートで見ると、ダウントレンドを継続しておりますが、9/21の安値104円から10/15の安値105.05円を結んだサポートラインが機能し、上昇に転じています。ボリンジャーバンドはスクイーズを形成し、横ばいを示唆しています。
以上のことから、本日の下値目途は、38.2%戻しとなる105.30円を第1ターゲットとし、下抜けた場合は、50%戻しとなる105.05円が第2ターゲットとなります。上値目途は、23.6%戻しとなる105.60円を第1ターゲットとし、上抜けると106.11円が第2ターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
ボリンジャーバンドを表示しています。