「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
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デイリーレポート
9月24日のドル/円相場は、東京から欧州時間にかけては小動きながらドルは底堅い動きを続けました。
国連総会に合わせた日米首脳会談で協定文書への署名を目指している日米通商交渉の行方をにらんで様子見ムードが強かったとの指摘もあります。
欧州時間には107円80銭まで上昇し、
ボリンジャーバンドを上抜けましたが、一過性の動きでバンドウォークにはつながらず、相場に勢いがないことが示唆されていました。
NY時間に入ると、9月の米消費者信頼感指数が前月比で市場予想以上に低下し、米個人消費が減速するとの警戒感が強まったことでドル売りが優勢となりました。
さらに、民主党のペロシ下院議長がトランプ米大統領の弾劾に関する正式な調査の開始を発表する見込みだと伝えられたことでドル売りが加速し、107円を割れて一時106円96銭の安値を付け、ほぼ安値圏でNYを引けています。
NY時間の下落で
ボリンジャーバンドの下抜けとバンドウォークが形成されていることが確認できます。
ただし、日足ベースで見ると8月26日の安値から9月18日の高値に対する38.2%調整が106円95銭水準にあり、昨日の下落ではほぼ達成しているため、いったんは下げ止まる可能性がありそうです。
本日は、昨日の安値水準を維持できるかが注目されます。
※チャートは、ドル/円の
1時間足、
ボリンジャーバンド、
RSI、
MACDを表示しています。