2018/12/4のドル円相場の考察

「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略

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デイリーレポート

12月4日のドル/円相場は、前日海外で強まった米金利低下の流れがアジア時間に入っても収まらず、10年債利回りが2.93%付近と9月以来3カ月ぶり低水準となったことや、日経平均が500円を超える下げとなったことなどを受けて軟調な推移となりました。東京午前には前日の安値を下回り下げが加速、ボリンジャーバンドを下抜けバンドウォークを形成しながら下落していることが確認できます。欧州時間に入ってもドル売りは止まらず、113円を割り込む動きとなりました。 NY時間序盤には、ややドルが値を戻す局面もありましたが、その後NYダウが800ドル近く下落したことやトランプ米大統領が期限までに貿易協議で合意できなければ、対中制裁関税を拡大する方針を改めて示したことなどを受けて、再び売り圧力が強まり一時112円58銭まで下落し、112円80銭水準でNYを引けています。ただし、欧州時間の安値でRSIも底を打ち、その後持ち直していることから、ドルの下押し圧力はいったん後退している可能性が示唆されています。 ※チャートはドル円の1時間足、ボリンジャーバンド、RSI、MACDを表示しています。