2018/3/28のドル円相場の考察

「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略

最新のウィークリーレポートはこちら(2018/03/26)(PDF)

デイリーレポート

3月28日のドル/円相場は、東京時間から欧州序盤にかけては105円台半ばを中心とした方向感のない動きとなりました。 月末・期末の実需筋(※1)の取引が中心で売り買いが交錯していたと指摘されます。 ただし、MACDを見ると欧州序盤には買いに転換しており、その後のドル上昇を示唆する形となっていたことがわかります。 欧州時間中盤以降はドルがじりじりと値を上げる動きとなり、NY時間では一時107円01銭と3月13日以来の高値を付けました。 北朝鮮の金正恩委員長が中国の習近平国家主席との会談で非核化に言及し、地政学リスクがやや後退したことや2017年10〜12月期の米実質国内総生産(GDP)確報値(※2)が改定値から上方修正されたことなどが好感されたようです。 また、四半期末で機関投資家などが持ち高調整のドル買いが持ち込まれたとの声もあります。 このドル上昇では、ボリンジャーバンドの上抜けと強いバンドウォークが形成されています。 昨日は、ドルが大きく値を戻しており、ドルの底打ち確認が期待されていますが、米株式相場は小幅に下げて終え、米長期金利の上昇も限られたものであることから、米国を評価しての上昇というよりは、ポジション調整の動きの可能性も高く、慎重な見極めが必要といえそうです。 ※1.実需筋とは 「実需筋」とは、日本の輸出企業が外国で得た米ドルを日本円に換金するなど、実際の取引で為替取引を行う人のこと。一方、ヘッジファンドなど為替取引により短期間で利益を上げようとする人のことを「投機筋」と呼ぶ。 ※2.米実質国内総生産(GDP)とは 米実質国内総生産(GDP)とは、米商務省経済分析局が発表する国内で生産されたモノやサービスなどの付加価値の合計。GDPの伸び率が経済成長を表すため注目される。速報値・改定値・確定値の順に報告され、最も注目されるのは速報値。 ※チャートは、ドル/円の1時間足ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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