2018/3/8のドル円相場の考察

「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略

最新のウィークリーレポートはこちら(2018/03/05)(PDF)

デイリーレポート

3月8日のドル/円相場は、東京市場では105円後半から106円前半の狭いレンジ内で小動きに終始しました。 トランプ米大統領の鉄鋼やアルミニウムの追加輸入関税発動への警戒感は強いものの、ホワイトハウスの報道官がカナダやメキシコなど一部の国を除外する可能性に言及したことを受けて、更にドルを売り込むこともできない状況といえました。 欧州時間に入っても同様の膠着した動きが続き、積極的な売買は見られない取引となりました。 NY時間に入ると、ECBドラギ総裁(※1)の会見でインフレ見通しについて今年は1.4%と据え置かれたものの、来年も1.4%と小幅下方修正されたことを受けてユーロ売り・ドル買いが優勢となり、それにつられて円もやや売り優位の流れとなりドル/円は106円台で底堅い動きとなりました。 MACDがゼロ水準を越えてきており、ドルの底堅さを支持しているものの、シグナルとの交錯は続いており、一段のドル上昇圧力は見受けられない形となっています。 本日は日銀が金融政策決定会合の結果発表があり、その後の会見で黒田日銀総裁が出口戦略に言及するかが注目されています。 また、海外時間では米国の雇用統計(※2)が発表となるため、その結果如何では波乱の相場となる可能性もあることには留意しておきたいところです。 ※1.ECBとは ECB(欧州中央銀行)はユーロ圏の金融政策を執り行い、現在はイタリア人のマリオ・ドラギ氏が第3代総裁を務める。 ※2.米雇用統計とは 米雇用統計とは、米国の雇用情勢を調べた経済指標のことで毎月の第1金曜日に発表される。昔から失業率と、非農業部門雇用者数の増減は特に重要視され、最近は平均時給の数値も注目される。 ※チャートは、ドル/円の1時間足ボリンジャーバンドRSIMACDを表示しています。

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