2016/2/9のドル円相場の考察

チャートは、ドル/円の1時間足ボリンジャーバンドMACDを表示しています。 昨日のドル/円相場は、安く寄り付いた株価を眺めて朝方から下げ圧力の強い動きとなりました。 午前10時半頃に心理的な下値抵抗であった115円を割り込むと下げ足を強め、一時114円75銭まで下落しました。ただし、このときの114円台での滞留時間は数分と短く、すぐにいったん115円台に戻す動きとなりました。 しかし、午後になり株価が大幅に下落する動きとなったことで再び下押し圧力が強まり、2014年11月以来の安値となる114円22銭まで下落しました。 昨日の大幅下落の継続であり、この下落の流れではボリンジャーバンドのロアーバンドが下値抵抗となっていました。 欧州時間に入ると、本日の米連邦準備理事会(FRB)イエレン議長の議会証言を控えて様子見ムードが強まり、ドルはショートカバーで115円台を回復する動きとなりました。 この動きで、MACDが買い転換していることが確認できます。 NY時間に入ると欧州銀行などの信用不安、株安を嫌ったリスク回避の円買い、債券利回りの低下に伴うドル売りなどによりドルは再び下落し114円台に突入し、114円32銭をつける動きとなりました。 ただし、この押しでは、東京時間の安値を下回らなかったこと、MACDが再売り転換しなかったことなどを見ると目先に底打ち感が出ており、実際その後は引けにかけて値を戻し115円台を回復しています。 マーケットでは、イエレンFRB議長に近いフィッシャー副議長、ダドリーNY連銀総裁が3月の追加利上げに慎重な姿勢を示していることもあり、本日のイエレン議長の議会証言が同様のものとなれば、一段のドル安の引き金となる可能性があると懸念する声も聞かれます。

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