2016/2/3のドル円相場の考察

チャートは、ドル/円の1時間足ボリンジャーバンドRSIを表示しています。 昨日のドル/円相場は、東京時間では日経平均株価の下げ拡大や、米原油先物の一段安を受けてリスク回避ムードが強まり、円が買われる動きが先行しました。 正午前に日銀の黒田東彦総裁が都内の講演で、追加緩和の手段に限りはなく、今後も手段のイノベーションに取り組むと述べたことを受け、ドルが買い戻される局面もありましたが、株価が下げ幅を広げたことでドルはじり安を続けました。 欧州勢が参入すると、ドルのショートカバーが入り120円台を回復しました。 しかし、NY時間に入るとニューヨーク連銀のダドリー総裁がインタビューで、昨年12月の米利上げ以降、金融状況は著しく逼迫しており、金融当局者はこうした状況が継続するなら考慮する必要があるとの見解を示したことや米ISM非製造業総合指数が予想を下回ったことなどを受け、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが緩やかになるとの思惑が広がり、ドルが大幅に売られる展開となりました。 この流れで、ボリンジャーバンドの下抜けと下方バンドウォークが発生し、ドル/円は約2週間ぶり安値の117円05銭に急落、日銀が先週29日にマイナス金利導入を発表して上昇した分を失った形となりました。 ただしRSIを見ると、価格の大幅下落にもかかわらず、昨日の底値水準を下回らなかったため、短期的にはドルの反発の可能性があることを示唆しており、実際にNYの引けにかけては117円後半まで値を戻しています。

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