「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略
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デイリーレポート
(※本日は人見に代わり、カスタマサポート部スタッフが執筆いたします。)
昨日のドル円相場は、110.15円で始まり、110.04円でNY引けを迎え小幅に反落となりました。
東京市場でのドル円は、前日のNY市場で急反発した流れを引き継ぎ、底堅く推移しました。朝方に前日高値の111.201円を上抜けましたが、一巡後は利食い売りから111.032円まで下げるも下値は限定的でした。その後は本邦実需勢を中心に買い意欲が強まり、次第に下値を切り上げて一時111.317円まで上値を伸ばしました。
欧州市場からNY市場にかけてのドル円は、ユーロ円の急落につれた売りが出て、110.712円まで値を下げる場面はあったものの、日経平均先物が下げ幅を縮めると次第に下値を切り上げていきました。
金利引き上げに対してハト派な発言の多いローゼングレン米ボストン連銀総裁が「今年4回の利上げは緩やかな軌道と整合する」と述べたことから、市場参加者はドルの利上げペースを確認した向きもありドル買いが先行して、111.155円まで持ち直す底堅い値動きとなりました。
本日のドル円は、特別な材料はなく、本邦の決算期末、海外の四半期末など月末を睨んだ動きが焦点ですが、総じて動きづらい展開が続きそうです。
※チャートは、ドル/円の
1時間足、
ボリンジャーバンド、
RSI、
MACDを表示しています。