昨日(7月30日)のドル円相場
昨日(7月30日)のドル円は、上昇。
FOMC後のパウエルFRB議長の発言を受け、ドル買い円売りが優勢となり、米10年債利回りの上昇とともに4月2日以来の高値となる149.53円まで上昇しました。
東京市場は下落。
序盤に148.52円まで上昇したものの、ロシア・カムチャツカ半島沖で発生した大規模地震の影響から、北海道や太平洋沿岸を中心に津波警報が発令されたことを受け、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、147.85円まで下落しました。
欧州市場は、もみ合い。
FOMCを控えたポジション調整の動きから、147.81円〜148.35円と54銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
NY市場は上昇。
7月ADP全米雇用報告(予想7.5万人 結果10.4万人)の市場予想を上回る結果を受け、149.13円まで上昇しました。
FOMCでは、市場予想通り政策金利を4.25-4.50%で据え置きを決定。パウエルFRB議長の定例会見で「経済は堅調な状況にある」「インフレ率は目標をやや上回っている」「インフレリスクへの対応として、現在のスタンスは適切だと認識」「9月FOMCについては何も決定していない」と早期利下げに慎重な発言が伝わると、ドル買い円売りが優勢となり、米10年債利回りの上昇とともに4月2日以来の高値となる149.53円まで上昇しました。
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本日(7月31日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは中心線が上向きで、エクスパンションを形成しており、強い上昇を示唆しています。日足のボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。なお、週足のボリンジャーバンドは中心線が横ばいとなっており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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