2015/12/18のドル円相場の考察

チャートは、ドル/円の日足一目均衡表RSIを表示しています。 先週のドル/円相場は、週初に原油価格の下落を嫌気したリスク回避のドル売りに一時120円35銭まで値を下げました。 しかし、米連邦公開市場委員会で(FOMC)の会合で9年半ぶりの利上げが決定されたことや2016年に4回の利上げが実施されるとの思惑が広がり、ドルは値を戻し122円台を回復する動きとなりました。 週末には、日銀の金融政策決定会合で、来年4月からETFの買い入れ枠で新たに年3000億円の枠を設けることや長期国債買入れの平均残存期間を、7-10年程度から来年は7年-12年程度に延長することを決め、市場はこれらの措置を追加緩和と判断したことで、123円56銭まで急騰しましたが、黒田総裁が記者会見で追加の金融緩和ではないと述べたことで、ドルは反落し121円前半まで押し戻されて週を越えています。 テクニカルで見ると、FOMC後の上昇で先行スパンの雲を上抜けたかに見えましたが、週末には再び雲の中に押し戻されており、上値の重い転換が予想されます。 また、遅行スパンも陽転のチャンスを逃して売り環境が続いており、ドル軟調な地合を示しています。 今週は、欧米投資家がクリスマス休暇に入り、取引が閑散になってくることからもみあいが続くことが予想されます。 テクニカルではドルの上値が重い状況が続いているものの、120円以下を売り込んでいく材料もなく、決定打にかける動きが続きそうです。

新しい記事

記事一覧

古い記事

テクニカル分析チャート講座

FXブロードネットでは、取引ツールに搭載しているものを中心にテクニカルチャートの基本的な見方と使い方をご紹介します。

プライスアクション

プライスアクションの基本法則や9つの各プライスアクションをそれぞれ動画や図解と共にご紹介します。

FXドル円予想レポート

ドル円の前日の為替相場の動きを、各テクニカルで検証します。

[動画でわかる]山中康司のボリンジャーバンド実践的手法

ボリンジャーバンドについて、全6ステップの動画で山中康司がわかりやすく説明いたします。

はじめてのFXなら
FXブロードネットがおすすめ

FXブロードネットはお得なキャンペーンがあり、アプリや自動売買が使える

いますぐ無料で口座開設

新規お申込み限定キャンペーン実施中

最大60,000円キャッシュバック

関連情報