先週末(3月28日)のドル円は、3日ぶりに反落。
トランプ政権の関税政策による貿易摩擦から、米景気の悪化懸念が再燃し、リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、149.68円まで下落しました。
東京市場は、上値が重い。
東京都区部消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回る結果となったことを受け、円買いドル売りが先行し150.77円まで下落しました。その後、実需目的のドル買い円売りが優勢となると151.21円まで反発したものの、日経平均の大幅下落を背景としたリスク回避の円買いドル売りから再度150.71円まで下落する展開となりました。
欧州市場は、下落後に反発。
時間外の米10年債利回りが低下とともに150.36円まで下落したものの、軟調推移だった欧州株価が上昇に転じたことを受け、リスク選好のドル買い円売りが優勢となり、150.86円まで上昇しました。
NY市場は下落。
米個人消費支出(予想0.5% 結果0.4%)は予想を下回った一方、PCEコアデフレーターは、前月比(予想0.3% 結果0.4%)、前年同月比(予想2.7% 結果2.8%)ともに予想を上回る結果だったことが伝わると、トランプ政権の関税政策による貿易摩擦激化が米景気を悪化させるとの懸念が再燃。ダウ平均の大幅下落を背景としたリスク回避のドル売り円買い優勢となり、149.68円まで下落しました。
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本日(3月31日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が下向きで、下落を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線が緩やかな下向きに転じており、下落を示唆しています。また、週足ボリンジャーバンドの中心線は緩やかな下向きで、下落を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
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