先週末(12月6日)のドル円相場
先週末(12月6日)のドル円は、方向感を欠いた値動き。
149.36円〜150.69円と値幅を伴いつつも、150円を挟んで方向感を欠いた値動きとなりました。
東京市場は、方向感を欠いた値動き。
序盤に150.27円まで上昇したものの、日経平均株価の下落を受けたリスク回避のドル売り円買いが優勢となり、149.77円まで下落しました。ただ、前日安値149.66円が意識されると下げ渋り、150.07円まで値を戻す展開となりました。
欧州市場は上昇。
時間外の米10年債利回りの上昇を受け、ドル買い円売りが優勢となり、日通し高値となる150.69円まで上昇しました。
NY市場は、下落後に反発。
米11月雇用統計は、非農業部門就業者数が10月分速報の12万人増から3万6000人増へ大幅に下方修正されたことを受け、発表直後からドル売りで反応しました。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループが算出する「フェドウオッチ」にて、12月の米利下げ確率が91%まで急上昇したことが伝わると、ドル売り円買いが加速。149.36円まで急落しました。
その後、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事による「インフレのリスクは依然として顕著」、ハマック米クリーブランド連銀総裁が「利下げペースを緩める時期に近づいているか、すでにその時期」など、FRB高官による利下げ慎重姿勢および利下げ休止の可能性も示唆する発言が伝わるとドル買い戻しが優勢となり、150.13円まで反発しました。
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本日(12月9日)のドル円予想
4時間足のボリンジャーバンドは、中心線が穏やかな上向きに転じており、上昇を示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線は下向き、また、バンドの幅がエクスパンションを形成しており、強い下落を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは中心線が下向きですが、バンドの幅が収斂し始めており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
4時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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