昨日(11月20日)のドル円相場
昨日(11月20日)のドル円は、上昇。
ロシア・ウクライナ情勢に伴う過度な地政学的リスクの後退で、155.88円まで上昇後、ウクライナによる英国製巡航ミサイル発射報道を受け、155.06円まで下落する上値の重い値動きとなりました。
東京市場は上昇。
ロシア・ウクライナ情勢に伴う過度な警戒感が後退したことでドル買い円売りが優勢となり、155.18円まで上昇しました。
欧州市場は続伸。
日銀による年内追加利上げ観測の後退や米金利早期利下げ観測の後退による日米金利差を意識したドル買い円売りが優勢となり、155.88円まで上昇しました。
NY市場は下落。
「ウクライナがロシア領内に向けてミサイルを発射した」との観測報道を受け、リスク回避の円買いドル売りが優勢となり、米10年債利回りの低下とともに155.06円まで下落しました。
ただ、クックFRB理事より「インフレ進行が鈍化し雇用市場が堅調な場合は利下げ一時停止のシナリオが考えられる」との発言のほか、ボウマンFRB理事より「さらなる利下げには慎重な姿勢を要請」と利下げに慎重な発言が伝わると、ドル買い戻しの動きから155.61円まで値を戻しました。
引けにかけて小反発するも上値は重く、155.37円でNYをクローズしています。
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本日(11月21日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きですが、バンド幅が収斂しており、もみ合いを示唆しています。
日足のボリンジャーバンドは、中心線は上向きとなっており、上昇を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは中心線が下向きですが、バンドの幅が収斂し始めており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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