昨日(3月20日)のドル円相場
昨日(3月20日)ドル円は、7日続伸。
年初来高値となる151.81円まで上昇したものの、FOMCの結果や日銀追加利上げに関する観測報道を受け150.72円まで急落しました。
東京市場は上昇。
日銀金融政策決定会合後の「日銀が緩和的な金融環境を維持する」との見方を背景とした円売りの流れは継続し、150.77円から151.58円まで上昇しました。
欧州市場は続伸。
東京市場の流れを引き継ぎ、欧州勢は円売りで参入。151.77円まで上昇しました。
NY市場は、急落後に反発。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の発表前にポジション調整目的のドル買いから、年初来高値となる151.81円まで上昇したものの、2022年10月21日高値151.94円・2023年11月13日高値151.91円が意識されると買いも続かず伸び悩み。
朝方発表されたFOMCでは、予想通り5会合連続となる政策金利の据え置きを決定したものの、年3回の利下げ予想が据え置かれたことや、一部通信社による「円安進行の影響で日銀は7月や10月に追加利上げを検討している」との観測報道が伝わると円買いが加速し、150.72円まで急落しました。
ただ、日銀が緩和的な環境を維持するとの思惑は根強く、引けにかけて151.40円まで反発しました。
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本日(3月21日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は穏やかな下向きとなっており、下落を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きに転じており、上昇を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは、中心線が横ばいで、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
本日は、時間未定(正午前後)の日銀金融政策金利、決定会合公表、15:30から植田日銀総裁定例会見があり、
急変動する可能性が高いため注目です。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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