先週末(6月9日)のドル円相場
先週末(6月9日)のドル円は、上値が重い。
日銀による大規模金融緩和策の維持を決める公算が大きいとした報道から139.72円まで上昇したものの、ポジション調整目的の売りに押され、139.02円まで下落しました。
東京市場は上昇。
前日NY市場のドル売りの流れを引き継ぎ、朝方138.76円まで下落したものの、日経平均株価が大幅に反発したことを受け、リスク選好のドル買いが優勢となり、139.38円まで反発しました。
欧州市場は反落。
「日銀は15-16日に開く金融政策決定会合で、大規模金融緩和策の維持を決める公算が大きい」との報道を受け、ドル買いが優勢となり、米10年債利回りの上昇とともに、日通し高値となる139.72円まで上昇しました。ただし、来週に、米消費者物価指数(CPI)、米連邦公開市場委員会(FOMC)、米卸売物価指数(PPI)、欧州中央銀行(ECB)政策金利、日銀金融政策決定会合と重要指標を控え、ポジション調整目的のドル売りが優勢となり、139.02円まで下落ました。
NY市場は、上値が重い。
日米金利差を意識した買い意欲は旺盛で、139円の大台を前に押し目買いが先行し、139.59円まで値を戻すも上値は重く、利食い売りに押され、139.23円まで下落しました。
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本日(6月12日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きとなっており、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドおよび週足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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