昨日(3月22日)のドル円相場
昨日(3月22日)のドル円は、2日続落。
リスク回避姿勢の後退からドル買い円売りが優勢となり、133.00円まで上昇したものの、パウエルFRB議長によるハト派的な発言を受けて131.00円まで急落する展開となりました。
東京市場は、もみ合い。
132.25円〜132.77円と52銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
欧州市場は上昇。
欧米の金融システム不安の後退からリスク志向が改善するとドル買い円売りが優勢となり、133円まで上昇しました。
NY市場は急落。
米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、ポジション調整目的のドル売り円買いが優勢となり、米10年債利回りの低下とともに132.41円まで下落しました。FOMCでは市場予想通り0.25%の利上げとなったものの、声明文から「継続的な利上げが適切」の文言が削除され、パウエルFRB議長の会見で「利上げ休止を検討した」ことが明らかになると、131.00円まで急落しました。ただ、パウエルFRB議長の「必要なら想定以上の利上げを実施する」との発言で131.67円まで値を戻す展開となりました。その後イエレン米財務長官が「預金保険の適用範囲について、大幅な拡大は検討していない」と発言したことを受け、ダウ平均が540ドル超下落。リスク回避のドル売り円買いが優勢となり、再度131.00円まで急落する荒い値動きとなりました。
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本日(3月23日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線は下向きで、下落を示唆しています。
日足ボリンジャ―バンドでは、中心線が下向きとなっており、下落を示しています。
週足ボリンジャーバンドは中心線が下向きで、下落を示唆しています。
月足ボリンジャーバンドは中心線が上向きですが、-2σが収斂しており、上昇に一服感がでています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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