昨日(10月12日)のドル円相場
昨日(10月12日)のドル円は、6日続伸。
政府・日銀が介入実施に踏み切った9/22高値145.90円を上抜け、ストップを巻き込みながら、約24年2か月ぶりの高値となる146.97円まで上昇しました。
東京市場は上昇。
序盤から上値を狙った仕掛け的な円売りドル買いが入り、9月22日高値145.90円を上抜け、ストップを巻き込みながら、146.39円まで急騰しました。
欧州市場は堅調。
訪米中の黒田東彦日銀総裁による「2%の物価目標を持続的、安定的に達成するまで金融緩和を継続する必要がある」との発言が伝わると、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが優勢となり、146.55円まで上昇しました。
NY市場は、続伸。
この日発表された、米9月卸売物価指数(予想8.4% 結果8.5%)が市場予想を上回ったことを受け、ドル買いが優勢となり、ミネアポリス連銀総裁による「ドル高で米国のインフレ率が低下するだろう」とのドル高容認発言が伝わるとドル買いが加速。約24年2か月ぶりの高値となる146.97円まで上昇しました。
その後公表されたFOMC議事要旨では、「ある時点で利上げペースを緩めることが適切となると認識」との内容が伝わると、146.65円まで下落しましたが、米金利差拡大を見越した円売りドル買い意欲も旺盛で、すぐに146.92円まで値を戻す展開となりました。引けにかけても底堅く推移し、146.90円でNYをクローズしています。
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本日(10月13日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が上向きとなっており、上昇を示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が穏やかな上抜きで上昇を示唆しています。
なお、週足・月足ともにボリンジャーバンドは、中心線が上向きで上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
最新の週次レポートはこちら(2022/10/11)(PDF)