先週末(9月2日)のドル円相場
先週末(9月2日)のドル円は、乱高下。
米8月非農業部門雇用者数の結果を受けて、1998年8月以来約24年ぶりの高値となる140.80円まで急伸したものの、失業率・平均時給の悪化から、米10年債利回りが一時3.17%台まで低下したことで一時139.91円まで急落する展開となりました。
東京市場のドル円は、底堅い。
前日の大幅上昇からの反動で利食い売りが優勢となり、139.87円まで下落したものの、日米金利差拡大を見越した円売りドル買いが根強く、140.39円まで持ち直す展開となりました。
欧州市場は、もみ合い。
米雇用統計の発表を控え、140.13円〜140.43円と30銭幅で方向感を欠いた値動きとなりました。
NY市場は、乱高下。
この日発表された米8月雇用統計では、非農業部門雇用者数(予想30.0万人 結果31.5万人)が予想を上回ったことでドル買いが先行し、1998年8月以来約24年ぶりの高値となる140.80円まで急伸しましたが、失業率(予想3.5% 結果3.7%)と平均時給(予想0.4% 結果0.3%)が予想より弱い結果だったことが伝わると、米10年債利回りの低下とともにドル売りが優勢となり、139.91円まで急落しました。
ただ、FRBによる金融引き締めの長期化観測に変化はなく、売り一巡後は140.32円まで反発し、NYクローズとなりました。
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本日(9月5日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは、中心線が穏やかな上昇となっていますが、バンド自体は横這いとなっており、もみ合いを示唆しています。また、日足・週足・月足ともにボリンジャーバンドは中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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