2016/6/3のドル円相場の考察

「中長期の見通し」ドル/円相場のトレード戦略

最新のウィークリーレポートはこちら(2016/5/30)(PDF)

デイリーレポート

先週のドル/円相場は、米国の利上げ期待などから、週初こそ111 円45 銭の高値を記録したものの、その後は週末にかけて急反落する動きとなりました。 111円台では輸出企業などのドル売りが厚くドルの上値を抑えており、その後は日本の消費増税再延期を受けて日本銀行は追加緩和を急がないとの見方が浮上し、ドルは軟調な動きとなりました。 また、2日に開かれた石油輸出国機構(OPEC)の総会で生産目標の再設定について合意できなかったこともドル下落の要因となったと指摘されます。 さらに、週末の米雇用統計では、非農業部門雇用者数は前月比+3.8万人にとどまり、2010年9月以来の低い伸びとなり、6月の追加利上げ期待が一気に剥落したことで、ドルは106円51銭まで急落する動きとなりました。 テクニカルで見ると、週初の先行スパンの雲の上抜けを期待されたものの、実体での上抜けには失敗し、その後の反落で再び雲の下への動きとなってしまっており、ドルの上値の重さを感じさせる形となっています。 遅行スパンを見ると、ローソク足の動きに同期する形での急落となっています。 ただし、今週ハチ公スパンとローソク足の同期が続くのであれば、ドル上方向への力が強まる形となっており、ドルの反発が期待されます。 6月14-15日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げが決定される可能性はほぼ消滅したものの、単月のデータだけでは判断は難しく、7月利上げの可能性も残っており、今週もイエレン議長などの金融当局者の発言内容が材料視されそうです。 ※チャートは、ドル/円の日足一目均衡表RSIを表示しています。

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