ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆104円を挟んで方向感の無い値動き
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先週末(12月11日)のドル円相場は、103.82円〜104.26円の44銭幅での推移となりましたが、総じて104円を挟んだ方向感の無い値動きとなりました。
東京市場は、弱含み。日経平均株価が一時200円近く下げたことで、リスク回避の円買いが優勢となり、104.26円から一時103.92円まで値を下げました。
欧州市場は、103.94円〜104.14円の20銭幅で上値の重い展開が続きました。
NY市場は、22時過ぎに一時104.15円付近まで買い戻される場面もありましたが、東京時間に付けた日通し高値104.26円が目先戻りの目途として意識されると売りが先行し、11月米卸売物価指数(PPI)が予想よりも若干弱い内容(予想:0.2% 結果:0.1%)となったことも相場の重しとなり、一時103.82円と日通し安値を付けました。ただし、12/4の安値103.73円や12/3の安値103.67円がサポートとして意識され、買い戻しが優勢となり、103.92円でNYをクローズしました。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドは中心線が下向きから横ばいに転じており、方向感がないことを示唆しています。ただし、12/3を起点としたサポートラインを割り込んで下落しており、下落リスクは継続しています。
日足チャートで見ると、3/24を起点としたレジスタンスラインの下で推移しており、下落トレンドが継続していることがわかります。
以上のことから、本日の下値目途は、12/11安値の103.82円となり、下抜けると、11/6日安値の103.17円から11/11日高値105.67円の76.4%押しとなる103.76円が次のターゲットとなります。上値目途は、61.8%押しの104.12円で、上抜けると、50.0%押しとなる104.42円が次のターゲットになります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。