ドル円週次レポート
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ドル円日次レポート
◆104円前半でのもみ合いが継続
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昨日(12月9日)のドル円相場は、104.05円〜104.40円の35銭幅でのもみ合いとなりました。
東京市場は、材料のない中、104.10円〜104.17円の7銭幅と極めて狭い値幅で推移しました。
欧州市場は、104.24円まで上昇する場面もありましたが、英国における新型コロナワクチンの普及による経済正常化への期待感から、欧州株価上昇に伴って、ポンド買い・ドル売りが優勢となり、このドル売りの流れは、ドル円にも波及し、一時104.05円まで下落しました。
NY市場は、上値が重い。0時過ぎに共和党が示した妥協案を民主党が却下したことが伝わると、米追加経済対策を巡る先行き不透明感から、ドルへの資産帰化の流れが再燃し、リスク回避のドル買いが先行し、日通し高値となる104.40円まで上昇しました。しかし、このレベルでは戻り売り意欲も旺盛で、104.19円まで下落しNYをクローズしています。
テクニカル(ドル円1時間足チャート)でみると、ボリンジャーバンドはエクスパンションを形成し、上昇しておりますが、11/6日安値の103.17円から11/11日高値105.67円の61.8%押しとなる104.42円が意識されて反落し、-2σが収斂していることから、上値の重さを示唆しています。
日足チャートで見ると、3/24を起点としたレジスタンスラインの下で推移しており、下落トレンドが継続していることがわかります。
以上のことから、本日の下値目途は、11/6日安値の103.17円から11/11日高値105.67円の61.8%押しとなる104.12円となり、下抜けると、76.4%押しの103.76円が次のターゲットとなります。上値目途は、50.0%押しとなる104.42円で、上抜けると、38.2%押しとなる104.71円が次のターゲットになります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。