2015/12/11のドル円相場の考察

チャートは、ドル/円の日足一目均衡表RSIを表示しています。 先週のドル/円相場は、原油安によるインフレの低下懸念や株安がリスク回避の円買いに繋がり、週央には11月以降のボックス相場を下抜けて121円付近まで下落、さらに週末には国際エネルギー機関(IEA)のレポートを受けて原油価格が一段と下落したほか、ハイイールド、ジャンク債市場への警戒感が高まったことで120円59銭の安値をつけました。 今週の米利上げを既に市場は織り込んでいることから上値を追いにくかったこともドル下落の要因のひとつと指摘されます。 テクニカルでは、ドルの上昇基調が一旦打ち消された形となっています。 一目均衡表の転換線が基準線を下回り、遅行スパンは陰転、相場は先行スパンの雲の中に入ってきてしまっています。 122円〜124円のレンジをクリアーに下抜けてしまったことで、この水準が上値抵抗となり上値を重くしています。 今週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げが確実視されていますが、声明文と同時に公表される米連邦準備理事会(FRB)の物価・成長見通しやその後のイエレンFRB議長の会見内容に注意したいところです。 原油の一段安や鈍い賃金動向、景況感の鈍化から利上げペースの鈍化が意識されると、ドルに対するリスクが高くなるといえそうです。 この場合、米利上げを見込んで投機筋を中心に積み上げてきたドルロングを年内に圧縮する動きが強まる可能性もあり、FOMC後もドル売りが継続される可能性もあるでしょう。

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