先週末(9月3日)のドル円相場
先週末(9月3日)のドル円は急落。米8月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大きく下回る結果となり、109.59円まで下落しました。
東京市場は底堅く推移。米8月雇用統計を控えて動意に乏しく、109円台後半でこう着状態となっていましたが「菅首相が辞任の意向」との報道が伝わると、ドル買い円売り優勢となり110.07円まで上昇しました。
海外市場は下落。欧州勢参入後は米8月雇用統計を控えて動意に乏しく、110円を挟んでもみ合いとなりました。
NY勢の参入後に発表された米8月雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想(75.0万人)を大きく下回る結果(23.5万人)となり、発表後に109.62円まで急落しました。しかし、平均時給が前月比・前年比ともに予想を上回ったことや、米10年債利回りが上昇に転じたことでドルの買い戻しが入り、109.95円まで反発したものの戻りは鈍く、その後は109.59円まで再び下落しました。
引けにかけては、安値圏でのもみ合いが続き、109.69円でNYをクローズしました。
本日(9月6日)のドル円予想
ドル円1時間足のボリンジャーバンドは右肩下がりとなっているものの、±2σが収斂していることからもみ合いを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドの中心線は横這いとなっており、もみ合いを示唆しています。
以上のことから、本日はもみ合いの展開(109.57〜110.06円)になると予想します。
上値目途は、9/3高値かつ4/23安値から7/2高値のフィボナッチ38.2%押しとなる110.06円近辺、上抜けると8/10安値かつ8/19・8/26・8/27高値となる110.20円台が次のターゲットとなります。
下値目途は、9/3安値かつフィボナッチ50%押しの109.57円近辺、下抜けると8/24安値109.41円近辺が次のターゲットとなります。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
日足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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