ギャンとは、投資哲学から生み出した厳格なルールに従って取引する手法です。
ギャン分析においては、時間と価格の間に比例関係があるとする「ギャンライン」「ギャンファン(ギャンアングル)」が良く用いられています。
ギャンはこの時間と価格の比、そして、サイクル理論(後述)を大切にしています。
時間と価格の間に示す比例関係をどの様に見つけるかが重要なポイントとなります。
トレンドを早く見つけるためのテクニカル指標です。
普通トレンドラインは2点(高値或いは安値)を結んだものになりますが、ギャンはそのトレンドをいち早く見つけるために一つの点でラインを引きます。ギャンのラインはギャンアングルと呼ばれ、1×1(45度)以外にも何本かラインがあります。
最も重要なのは1×1になるが、上昇或いは下降の角度に合わせて設定する必要があります。
45度のラインは長期トレンドを意味します。相場が上昇のラインの上にあり、維持しているときは強気相場として見ます。
逆に下げラインの場合、相場がラインを下回っている時は弱気相場として見ます。ラインをクロスしたときはトレンドの終了を意味します。
売買するときのタイミングは、上昇ラインの上にあるときは買い、割り込んだときは決済或いは売りになります。逆に下降ラインの時、下にあるときは売り、突き抜けたときが決済或いは買いになります。
ギャンファンのラインは重要なピック(高値或いは安値)を基に違う角度をつけた複数のラインになります。
ギャンファンもまた1×1(45度)が最も重要なラインとされ、ラインの上に価格があるなら強気相場、ラインの下にある場合は弱気相場として見ます。他にも以下のようなラインがあります。
1×1(45度)、1×8(82.5度)、1×4(75度)、1×3(71.25度)、1×2(63.75度)、2×1(26.25度)、3×1(18.75度)、4×1(15度)、8×1(7.5度)
上昇している相場では1×1のラインは強いサポートラインとされ、これをブレイクすると、重要な転換点として見られます。
ラインの下にある場合は弱気相場として認識されます。
売買するときは、サポート或いは抵抗をベースにした買い方と同じになります。ただ、この中の考え方として1×1をトレンド確認ツールとし、後はそれに沿って売り買いをするだけになります。
Gann Grid(ギャングリッド)では、1×1 単位の対角線を結んだラインをチャート全体に点線で表示します。
1×1 単位の上昇勾配、下降勾配がわかるようになっています。
指定した点からギャンラインを描き、そのラインをベースに格子を描きます。格子の幅は標準で17本のローソク足が入る幅となり、価格がこの格子(grid)に従って動く傾向が多いとされています。
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